天神様が亡くなられた忌日に行われますので「神忌祭」と呼ばれ、
葬送の遺制をかたどったところから「葬式祭」ともいわれています。
また祭に列なる松明(たいまつ)が印象的なので、近隣の人たちは「松明祭」と呼んでいます。
天神様にゆかり深い紅白の梅ヶ枝をご神霊にみたて、四方を白布で絹垣(きぬがき)を囲み奉り、
前後に執り物や松明がお供して奏楽の中を神苑を巡行します。
この祭の特色は、多くの松明や“かがり火”が列に連なることと、
庭前で盛んに燎(かがり)を焚くことでしょう。
春宵夜陰に映える松明の灯−−東都では趣きを異にする、亀戸天神社ならではのお祭です。
神忌祭が終ると、直ぐ“春”です。
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